こんにちわ、ボウズです。
実際に1回目の調停でどんなことを話したのかについて、です。
調停を申し立ててから約2か月後に決まり、事前に弁護士の先生から離婚を決意する別居に至った経緯を簡単に話せるようにしておいてください、とだけ言われていました。
調停まで刻一刻と迫ってきて、毎日憂鬱で仕方ありませんでした。
事前にA4一枚ほどにまとめ、様々な質問を想定し自分でQ&Aを作って出来る限りのことをして自分の心を落ち着かせる日々。
弁護士の先生に電話して色々聞きたかったのですが、まだ数回しか会ったこともなくて、弁護士さんに不安だというだけでこんな電話してはいけない、と思い一人悶々…
(当時の勝手な私の思い込みです!)
いざ当日。
調停が始まりすぐに先生から事前に言われていた、離婚を決意した経緯を聞かれたので、感情的にならないように気を付けながら話しました。
途中、私の言葉足らずの部分は先生が付け足してくれて、大まかな事情を伝え、それからは淡々と離婚への話し合いが進みました。
旦那側の主張のひとつに、私が息子を連れて昼逃げしたことに対する悪意の遺棄の主張がありました。
夫婦には協力・同居・扶助する義務があり、これらの義務に正当な理由なく別居、生活費を渡さない、相互に助け合うこと等をしないと悪意の遺棄とみなされます。モラハラはされていたけれども、客観的な証拠も少なく、性格の不一致を離婚事由としていた私は、自分がした昼逃げは悪意の遺棄に該当するんじゃないかとずっと不安でした。
しかし、調停員は全く取り合わず、スルーして話は進みました。
先生にも悪意の遺棄の可能性について一度も言われていなかったし、完全に私一人の懸念事項だったので、調停中に一人あっけにとられました。
法律はあるけれど実際の実務は違うんだな、実感しました。調停ではちょこちょことこういったことがありました。
私は私側が申し立てた、離婚調停(夫婦関係調整調停)と婚姻費用調停と、旦那側からの申し立てられたの面会交流調停の、3つの調停を同時で進めていたのですが、2時間ほどの枠のなかで、全てについて少しずつ話をつめていきます。
私が驚いたのは、当時はまだ旦那が離婚自体を拒否っていましたが、それについてはお構いなしに、全て離婚前提で事が進むことです。
離婚するかどうかではなく、婚姻関係があれば婚姻費用を払うのは当たり前、なので算定表に基づいて、その金額を決めましょう、というだけ。
離婚するかどうかではなく、別居しているなら別居親は子供に会えない、なので父と子が面会できるように取り決めをしましょう、というだけ。
ほんと、感情を抜きにして、淡々と進むんです。
旦那は私が勝手に出て行ったんだから、悪意の遺棄だ、婚姻費用は払わないとか主張していたんですが、調停員は全てスルー。開始月をいつにするかとか、金額をどう刻むかとかを中心に話し合います。
でも旦那も負けていません。
通常運転でモラハラを炸裂するんで、その鋼のメンタルがもはや羨ましいほどでした。
なので、具体的な夫婦生活の話とかを聞かれるのはこの1回目だけだったので、それまでに離婚を決意した経緯をしっかりと、感情は抜きで、かつ、調停員からの同情を誘うような事実の伝え方というのを頑張ったらいいのかな、と思います。
それが難しいんですよね…